2009年06月28日

「中納言秀家夫人の生涯」中里恒子

「中納言秀家夫人の生涯」中里恒子  講談社文庫
 

豊臣秀吉の五大老の一人、宇喜田秀家とその夫人で前田利家の娘、豪姫の話。

関が原の後、秀家は、八丈島に流罪。そこで50年暮らす。

豪姫は、実家の加賀に戻り、夫と息子達に2度と会うことも無く死ぬ。

連れ帰った娘も20代で早世。

宇喜田秀家と息子達の子孫は、明治維新まで 島を出ることは無かった。

加賀と八丈島の季節や暮らしぶりが、淡々と描写されている。

 切なくなるほど。



       泣いた。



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Posted by めだか at 22:32│Comments(0)
 
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